潜在看護師の実態
看護師不足解消のため、出産や子育てを理由に離職した看護師を募集し、復帰を進めるべきだとの意見があります。現在、育児などのために離職したままの「潜在看護師」は約55万人に上ると見られています。
厚生労働省が2006年12月に発表した「第6次看護職員需給見通し」によると、07年の需要は約134万人、供給は約130万人の見通しで、約4万人の不足が見込まれる計算でした。
少子化で新卒看護師らの大幅な増加は望めない状況です。
その一つの対策として、2007年9月にフィリピンから2年間で最大1000人の看護師などを受け入れることが両国間で合意されました。
しかしフィリピンからの看護師受け入れの前に、潜在看護師の活用を考えるべきだと思います。
ただし、職場復帰には大きな障害があります。その問題とは、
〈1〉夜勤や超過勤務が多い割に託児所の整備が進んでおらず、子育てと仕事の両立ができない
〈2〉復帰しようとしても医療の進歩が速く、最新技術についていけない
などです。